屋久島生活の飛光船

--(Time capsule in Yakushima life) ---「Mylogbook:屋久島生活の断片 / 屋久島方丈記 / 屋久島暮らし残照録」の記事を紹介しています

2021/09

2021年9月27日の「屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:No.101」の記事です。

9月中旬だったと思うが、CDCが今年4月から7月半ばにかけて米国内で新型コロナウイルスに感染した患者のデータの解析結果を発表したというニュースをテレビで見た。それによると、ワクチンの接種を完了していない人は、接種を終えた人と比べ、死亡するリスクが11倍高く、入院に至るほど重症化するリスクは10倍以上高かった。また、コロナウイルスに感染するリスクは4.5倍高かったということである。

そして、私の知るいままでの情報では、ワクチンを接種していても感染することはある。そして、感染しても発病せず自分ではそれと気付かないままでいることも多い。また、ワクチンを接種していればブレークスルー感染が起こってもほとんどの場合、重症化を免れ亡くなる恐れは0.001%未満と見られるそうである。

以上から、ワクチンを接種していれば、感染してもほとんど死亡することはないということになる。あと気になるのは、ワクチンを接種していないひとが感染することについてである。ワクチン接種していて感染し無症状のひととワクチンを接種していないで感染していて無症状のひとが感染源になるのだが、それらのひと達から感染し発症したワクチンを接種していないひとの中から重症化し死亡するひとが出る可能性が大きいわけである。

ワクチンを接種したひとも接種していないひとも、感染が拡がらないように感染対策をしないと、ワクチン接種していないひとが感染したらその中から重症化し死亡するひとが出ることを防げないわけである。感染対策をしないと、突然ウイルスが弱毒化したり何か画期的な治療法が出て来なければ、ワクチン接種していないひと達のある程度が治療の甲斐なく亡くなるのを見ながら、ワクチン接種していないひと達全員感染し終わるまで待たないといけないような気がするのである。全員感染し終わったその暁には、感染して重症化しても入院出来ない状況はなくなり、それがインフルエンザ並みの病気になったということになるのかも知れない。

ワクチンを接種した人間は2年後には死ぬということを言っている外国のノーベル賞学者だというひともいる。私は政府なり専門家がこういうワクチンに否定的な意見にその都度反論してほしいと思っている。否定的な意見を言っているひとやそういう意見に接しワクチン接種に疑問を持ち接種しないあるいは接種しない方がよいと思っているひとは、ワクチンを接種していないと思われるが、そういうひとが感染し発症した場合何らかの医療をするにしてもその中から重症化し死亡するひとが出るのは致し方ないとしてその状況に耐えて治療薬の開発を待つ気なのかと気になるところである。

ワクチン効果についてのニュースを見れば、接種していれば感染・重症化・死亡のリスクは接種していな人に比べ相当低いと思われるのだが、ワクチンの長期的観点からの安全性についての情報をもっと丁寧に説明して安心させてもらいたいと私は思っている。一方、もしワクチンを接種しない方がよいと言うのなら、接種しない世の中をどうしろと言うのか、そこでどのように重症化や死亡するひと達が出る状況に対処するのか、また治療薬開発が出来るまでそういう状況に耐えるしかないのか、ワクチン接種するのは間違いだと分かるよう丁寧に説明してほしいと思っている。私はワクチンを接種しているので、ワクチン接種が間違っていないとは思っているが気になっているのである。



(関連記事)
屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:
  No.085  コロナワクチン_2回目の接種も済ませた  (2021.07.19)


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2021年9月27日の「屋久島暮らし残照録・日誌編:No.100」の記事です。

その前から秋雨前線が居座っているところに台風14号が13日くらいから東シナ海に停滞してそれが関東沖で17日温帯低気圧になるまでかなり雨続きの日が続いたのだが、そのあと雨に刺激されてか庭の片隅に一斉に花が咲き始めた。いわゆるレインリリーなのだが、毎年花が咲いては種が落ちてそれがまた芽を吹いて来るのか、年ごとに花株が増えているようである。
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その花も盛りを過ぎ、晴天も続くようになって少しは気温も下がって来たようなので涼しい時間のうちに庭仕事をしてみようという気になった。昨年台風10号が屋久島直近を通過して多くの木の葉が引きちぎられたように飛んでしまってので庭が一気に風通しがよくなった感じになったのだが、その後一本の木がなかなか葉が出そろわないので気になっていた。それでも先端に少し葉が付く程度で昨年は生きていたので、今年になって回復するかと思っていたのだが、付いていた葉もだんだん色が変わってそして夏が過ぎ秋になってもう完全に木全体が枯れ木になってしまった。

それを22日に切った。1.5mくらいの高さで切ったのだが、その高さの木の股にデンドロビウムを生やしているので、木が根元まで腐って倒れそうになるまでそのままにしておこうと思ってそうした。


赤丸が切る前の枯れ木全体、黄丸が切り残した約1.5m高の部分



(関連記事)
屋久島方丈記・日誌編:
  No.191  ゼフィランサスあるいはレインリリー  (2013.10.21)
屋久島暮らし残照録・日誌編:
  No.028  台風10号屋久島直近を通過  (2020.09.08)


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2021年9月20日の「屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:No.099」の記事です。

先日、多分8月末のころ、テレビを見ていたらある番組で小学生たちがお笑い芸人に質問するコーナーがあって、なぜ勉強しなければいけないのと問われしどろもどろ回答をしていた。

小学生らは漠然とは勉強しなくてはいけないことだけは分かっているが、なぜなのかそのわけがよく分からないからそういう質問をしているわけである。なぜそういう質問をしてくるか、私が思うに彼らは大きくなったら自分は何をしたいとかどうなりたいということをはっきりと思うまでにまだ成長していないからである。

でも、私は自分が自身のために勉強しようという気持ち・意思をいまから持たないと将来後悔することになると思っている。私はひとに勉強しろと言われてもしないで大きくなって、あとで勉強しておけばよかったと言っているひとを何人か見て来たが、小さいときに勉強しなければという気持ちを自分で持たない限り、本人は勉強しないのだからどうしようもないと思っている。

だから、少しは漠然としてではなく勉強しなくてはいけないことが分かる一助になればと、私なりに私の思っているなぜ勉強しなければいけないのかの理由を説明してみたい。こどもに説明するときは易しい言葉に置き換えながらしないといけないと思うが、自分一人では生きていけないからみんな互いに誰かのために役立つことをして補い合って生きていかなければならない。つまり世の中はみんなが互いにやれる仕事をそれぞれやって、みんなでなら生きていけるようになっている。そのなんらかの仕事が出来るようになるためには勉強する必要がある、というのが私の説明の趣旨である。

基本的なことである。君たち、いま自分だけで暮らせないでしょ。一人で衣食住にまつわることを全部こなして生きて行けるかと言えば無理でしょ。だからむかしから人々は協力してそれぞれ自分で出来る仕事をしてみんなで生きて来たわけ。むかしから長い時代を経て、それぞれがする仕事が改善され、ただ直接衣食住にかかわる仕事だけではない新しい仕事も生み出されていまの時代に至っている。つまり一人一人はそうやって出来上がった仕事をして、またこれからみんなに役に立つ新しい仕事を作り出して、それぞれが世の中の何らかの仕事を自分のためだけでなくやって生きていくわけ。そしてそのひとが何らかの仕事をして生きていくためには、それをするための知識や能力が必要。だから、したいことが出来るように勉強して、他のひとと自分が生きていけるように自分の仕事をしないといけないわけ。まだしたいことがはっきりしなくても、したいことがはっきりして来たそのときにその道に行けるだけの知識や能力がないと自分が困ることになる。だから困らないように勉強する必要があるわけ。

もうすこし付け加えたい。君たちが、大きくなってあれをしたいとかああなりたいとか思うようになったそのとき、そうしたりそうなるために必要な基礎的な知識や能力がないと、それを実現する道を歩むのに多大の困難に遭遇する可能性が大きい。知識や能力があってもその程度はひとそれぞれで、第一希望を必ず実現できるわけではないから、どのくらいの希望なら自分は実現可能か知るためにもそれぞれ勉強していなければ分からない。つまり自分が大きくなってどうなりたいか考えるようになったとき、自分はどれくらいのものなのか理解できるようになるためにも勉強しないといけないわけ。そして自分の希望が固まった後は、さらにそれを実現するための勉強をする必要があることが多いことは知っておいた方がよい。

繰り返しになるけど、おおむかしからいままでの間に人類は互いに生きていくためにいろいろな仕事をするようになって、それらを上手くやる工夫や知識が蓄積されて現在に至っている。それらを全く知らず一人で全てを編み出して生きていくことは至難の業である。だから蓄積された知識を学び会得してそれぞれが自分のしたい仕事に生かして行く方が、何も知らず何かしようとするよりはよい仕事が出来るわけ。そして衣食住や移動に関する仕事はもとより生きることを支える科学技術や娯楽・芸術その他もろもろ、それらにかかわる仕事はいろいろある。自分だけでは生きていけないから自分で出来る何か仕事をしあってみんなで生きていかなければいけないのだが、その仕事はいろいろある。例えば村上 龍 ・著の「13歳のハローワーク」 などの本にも出ているし、その他いろいろある。何かになろうと決めたとき、そこに進んで勉強して行けるようになっていないと困るからその基礎となる基本的な勉強はしておかないとね。



(関連記事)
屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編:
  No.38   教育のこと  [2001(H13).02.05]
  No.309  裏目に出たこと  [2009(H21).06.17]


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2021年9月18日の「屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:No.098」の記事です。

9月17日に自民党総裁選が始まって4候補が立候補した。屋久島では9月19日に定員16名のところに20名立候補の町議会議員選挙がある。

自民党総裁選についてだが、自民党は党内党(あるいは派閥)の連合した党である。USA風に書けばUPJ(United Parties of Jimin)である。だから広範囲の国民の思想信条を包含していて、日本そのものを概ね代表していると思ってよいと思われる。そして現在政権を担っている。その総裁は総理大臣になるのだが、他党の党首が総理になるよりは日本国民の広範囲の思想信条をカバーした政治をする素地を備えた政党であると私は思っている。国民民主党や維新の党は自民党の党内党になってもよいと思っている。

自民党には党内党があり他党の政策も包含する部分があるから、他の野党は些細な対立軸を強調しないとその存在が目立たない。そして野党は現実感のない主張をしたり自己アッピールに走りがちである。だからコロナ禍の中どうだこうだと野党がいくら揶揄しようが、私は自民党総裁選がそれなりに日本国民の意思を反映するものとして強い関心を持って見ている。

私は総理・総裁になる人物はもとより国会議員については、まず世界観・国家観をしっかり持っている必要があると思っている。国のトップなのだから日本がどういう国だと思っているか、問題諸国と日本との関係をどうとらえているか、そういう日本の基本姿勢をはっきりさせて日本の安全保障(防衛・経済・食料・エネルギー・感染症・人口など)問題に取り組んで欲しいと思っている。そうすれば自ずと政策・施策は適切なものに成って行くと私は思っている。こういうことは地方の首長などにも言える。ただ目先の狭い範囲での最適解を求めてばかりでは時間の経過・情勢の変化あるいは歴史に耐え得る行政決断に不安が残ると思っている。

町議会議員選挙についてだが、これについては集落・地域の利害から超越した人材が選ばれにくい印象がある。そして町議会は行政の監視が主務だからいわゆる正義や理想で事を成そうとか存在感を示そうとするひとは当選しにくく少数派になる。行政のリーダー・町長にそういうひとがなれば事は成せるかも知れない。だが地域の利害から超越したひとでは住民が困るわけである。

私は移住して来て25年以上になるが、最近は町会議員については集落・地域の代弁者でよいかなと思っている。行政はあまり煩わしいことは避け決まった仕事をする傾向にあるから、地元の議員に言って行政に働きかけてもらう、すなわち行政の監視機能の一環で行政の窓口として地元や地元住民の問題解決を促進するということを期待する存在でよいかなという思いになっている。そして集落・地域の代弁者の役割も果たせるなら若返りや女性などで世代交代はした方がよいと思っている。

町長については、変われば行政はそのひとに応じて変わると思っているので、町長選挙では目先の狭い範囲での最適解を求めてばかりではない行政決断がどっちの方が出来るかという観点で選ぼうと思っている。



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  No.187  屋久島町になって二回目の町議選  (2013.09.30)
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2021年9月16日の「屋久島暮らし残照録・日誌編:No.097」の記事です。

9月16日テレビで、15日のコロナ対策を提言する専門家会議に、ある学者の東京都の感染シミュレーション結果が報告されたというニュースを見た。年末にかけて、また大きな感染の波が来るという試算だそうである。試算の前提は、緊急事態宣言今月末解除、経済活動や人流が徐々にコロナ前に戻る、ワクチン接種は約75%の都民が11月末までに2回目を完了、だそうである。そして試算結果は、東京の感染者は11月末には5000人に達し、12月中旬には1万人を超えるというものである。その学者は「大きな波が来たときに、一時的に医療体制を拡大できる柔軟性が必要だ」と指摘しているらしい。
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私はこのニュースを見て、何だこりゃという感想を持った。専門家会議に提出するのだから脅しのようなことではなくもっと建設的な内容があるはずなのにメディアの程度が悪いのかそれをネグって報道しているのではないかという気がしたのである。あるいはその学者がただセンセーショナルな結果を提示して注目を集めたかっただけなのか。これから試算前提の下では感染爆発するぞと学者が言って、専門会議もそれをなるほどと聞いて、それをメディアがそのまま報じているなら、みんなちょっと程度が疑われる。

私は、前提をどう変えればどういう結果になるなど、各種条件を変えてシミュレーションしているはずなので、それらから今後の有効そうな対策を挙げてこういうことをすれば感染爆発をこのくらいに抑制できるとか起こさないで済むとか、そういう試算結果の方を知りたいと思っているわけである。

そういう情報もあるのにメディアがネグってセンセーショナルな結果だけを報道しているのならメディアに、あるいは学者が本当にそういうことはしていないのなら学者に何だこりゃと言いたくなってしまうのである。



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